旅 767日目 夕暮れのエフェス遺跡



遺跡の中ではヨメの足が早くなる。普段の倍のスピードでズンズン歩き回り、石を愛で石に抱きつき、古代へと想いを馳せて、たまに踊る。そんな遺跡狂いのヨメに急かされて、イズミールから電車に乗って南へ1時間半ほどのセルチュクという街にある、"エフェス遺跡"に僕らは向かう。ちなみにトルコで一番ポピュラーなビールの名前もエフェス。きっとトルコの酒好きなおじさま方にも大切な遺跡なのだと思う。2015年に世界遺産登録されたこの遺跡は、紀元前10世紀にギリシア都市として造られ、その後ローマ、ビザンツ、オスマンと続き、15世紀ごろまで使われていたらしい。遺跡の内部は圧巻。世界三大図書館の一つとされた立派な建物や娼館、泉に大劇場と、いかに大きな都市だったかが窺いしれる。公衆トイレなんてものまで残っている。仕切りがなく、皆で並んで仲良く踏ん張ってた様子が想像できて面白い。そんな中をどこまでもヨメは歩き続け、僕らは最後の1組になるまで遺跡の中を廻っていた。そして、終電を逃して一泊する羽目になった。

DSC06147.jpg
"Izmir→Efes"

旅 766日目 ちょっと住みたいイズミール



トルコ第3の都市イズミール。素晴らしいところ。エーゲ海に面した丘にびっしりと家々が並ぶ街並みに、薄い潮の匂いとカラッとした風が気持ちいい。滞在中一度も釣れているのを見かけなかったが、海岸にはいつも朝早くから釣り人が並んでいて、おじさんたちが真剣に海を見つめている。一年のうち300日晴天が続くという気候は嬉しいほどに気持ちよく、僕らはこの街をどんどん好きになっていく。海岸から中規模のバザールを抜けるといきなりローマ時代の遺跡アゴラが現れたり、丘の上に少しだけ残る城壁から街が一望できたりと見所もそれなりにあるが、この街には観光で来るというよりも、ちょっと住んでみたいと思える何かがある。それは、この気候と、都市なのにどこかゆったりとした人々なのかなと思いつつ、ちょっと不動産屋をのぞいてみたりする。

DSC05033.jpg
"Izmir"

旅 765日目 鈴木大好きミディエドルマス



海の街に来たら、やっぱり海の幸が食べたくなるもの。この素敵な港町イズミールで僕らは、 "世界で美味しかったものランキング" のトップ3に入るであろう食べ物に出会ってしまった。その名も「ミディエドルマス」。ムール貝にピラフを詰めて蒸した食べ物で、これが本当に本当に美味しかった!ピラフの味とムール貝の味が完全なるハーモニーを奏でており、そこに更に加えるレモン汁が、貴方を異世界へ誘います。片方の殻ですくって食べるのもまた良くて、何個でもいけてしまうリズムの良さ。さらにレモンに醤油を加えて食べると、巨大化して叫びたくなるほどに美味い。このミディエは夕方になると屋台で売られるようになり、その場で食べたりもできる。値段は1kgで20リラ=約370円。気軽に食べれるこの海鮮ご飯は、間違いなく日本人の口に合う。食べ終わった後に、嫁が叫んだ。これはお寿司だ!

190511_turkey_thumbnail04.jpg
"Izmir"

旅 764日目 エーゲ海のアパート暮らし



イスタンブールから、僕らはバスに乗って西へと向かう。目指す先はトルコ第三の都市、イズミール。エーゲ海沿岸のリゾート地らしく、気候も穏やかで素敵な街なのだそう。そしてすぐ目の前の島々は、もうギリシャ領だ。地図を見て驚いたのだが、エーゲ海にあるトルコ本土近くの島は、ほぼギリシャの領土。第一次世界大戦後にエーゲ海諸島の大半が戦勝国側のギリシャに割譲されたそうで、美しい島と海にもトルコの歴史が垣間見える。旅を進めるにつれ、トルコを含めてこの辺りの歴史を全然知らなかったことを思い知る。勉強不足だと反省しつつ、今まで触れてきた情報は欧米中心のものばかりだったな、なんて、少しハッとしたりもする。さて、7時間ほどバスに揺られた僕らは、イズミール郊外の住宅地に到着した。イスタンブールより気温は少し高く、海沿いなのにカラッとした風が気持ちいい。今日のお宿はヨメが執念で見つけた、海が一望できるアパート。ちなみにairbnbで見つけたのだが、なんと一泊4000円。幸せの予感しかしない。

190511_turkey_thumbnail03.jpg
"Istanbul → Izmir"

旅 763日目 トルコ料理は美味しいだ



世界三大料理のひとつだというのは聞いたことあるが、ケバブと伸びるアイスクリーム以外、実はよく知らないトルコ料理。いつもは自炊の多い僕たち夫婦だけれど、その世界三大っぷりを確かめねばとイスタンブールでは外食をたくさんした。結論から言おう。トルコ料理うまし!もちろんお店によって当たり外れはあると思うけど、やっぱうまし!まず、総じて味付けが繊細だと思う。大味じゃない。でもって、肉料理から海鮮、野菜も豊富で、素材もしっかり美味い。いや美味しいよ実際。旅する鈴木も若くない年代になってきまして、美味しいと感じるのが舌だけじゃなくなってきた。体にも良さそうな味を求めるようになってきた。そういう意味でも、トルコ料理を美味しいと感じる。ここ大事。ヨーロッパアジアアフリカに跨ったオスマン帝国の歴史がこの料理を作ったとされるが、心からグッジョブと言いたい。

190511_turkey_thumbnail02.jpg
"一番美味しかったレストラン"

1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11