旅する映像 708日目 ほのぼのホーリー祭



ホーリー祭が激しすぎたので、ほのぼのした感じのホーリー映像も作ってみました。スローモーションにしてみると、大人も子供も非常に悪い顔して粉をぶっかけて来ていたのがよくわかります。口々に「Happy Holi !」と言っていた通り、彼らは確かにハッピーだった。みんな憎らしいぐらいにハッピーで、悪い顔していた。正直、参加するのは一生に一回でいいというのが僕らの感想だけど、一生に一度経験してみるのもアリだとも思う。ので、来年の3月はぜひインドへ!女性は男性の同行者40人ぐらいと一緒に行ってください。

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"Vrindavan"

旅する映像 707日目 最激戦区のホーリー祭



眼球が粉で埋まる。息ができない。カメラは壊れる。日本人女性の乳は一番の標的。いよいよ始まったホーリー祭。早朝、ブリンダーバンの街へ向かうタクシーから、すでに祭りという名の戦争は始まっていた。子供はもちろんのこと、大人の男どもも、少年のような顔をしている。どちらもものすごく悪い顔をしている。窓のない三輪タクシーに乗った外国人の僕らは、世界中で誰よりも無防備だったに違いない。ホテルを出てすぐ全身粉まみれになり、それはブリンダーバンの街に着くまでに積もった。僕らも粉を買って応戦を試みるが、粘りのインド人には到底かなわない。到着する頃には僕らの戦意は消え去っていた。ブリンダーバンの街は、もっとすごいことになっていた。細い路地は敵で溢れていて、前からも後ろからも上からも横からも粉や水が降ってくる。ひときわ人でひしめいていたのが、バンケ・ビハリというお寺。外では男たちが歌い、踊り狂っている。中へ入ってみると、寺の中の様子は外と少し違った。ここでようやく僕は、ホーリー祭が信仰のお祭りであることを理解できた。ブリンダーバンはクリシュナ神の生誕の地とされていて、諸説あるがホーリー祭はクリシュナにちなんだ祭りなのだとか。寺の内部では、奥の祭壇に置かれたクリシュナ像に向かってみんな色の粉を投げては熱心にお祈りしていた。町中狂ったように盛り上がっているが、この日はカーストの無い無礼講の日なのだと、周りのインド人たちは口々に言う。確かに、誰しも分け隔てなく色を塗りたくられブッカケられ、たまにモメるが基本みんな怒らない。その激しさだけに目を奪われがちだけれど、根っこには何かの想いがあるイベントなのだと感じた。世界には色んなことがあるもんだと、この祭りほどひしひし感じたことはない。そしてそれは発端があること、今も受け継がれていること、その理由なんかを考えると、人間が求めることなんてどこもずっと変わらないんだなと思う。だから、やんちゃな男どもにとってはセクハラ祭りになっているのも、ある意味では他の国々と一緒のことなのかもしれない。ただ、その部分についてはインド全体で考え直して欲しい気もする。

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"Vrindavan"

旅する映像 706日目 思いがけずのヒンズー巡礼地



インドの春のお祭り"ホーリー祭"、本番前夜。ホーリー激戦区と呼ばれるブリンダーバンの町から20km離れたここゴーバルダンは、なぜかホーリー当日より賑わっていて驚いた。本当に大勢の人たちが列をなして裸足で歩き、いきなり地面にうつ伏せでひれ伏してはまた歩いていく。そしてその列はずっとずっと続いている。突然出くわした光景に僕らはどうしていいかわからず、とりあえず靴だけ脱いでみた。どうやらこの街にはクリシュナ神が残した伝説の丘があるそうで、ヒンズー教の巡礼地の一つらしい。街をぐるりと巡礼の道が囲み、その長さは20km以上。そこを皆練り歩き、お寺にお参りして周る。もちろん外国人は一人たりとも見当たらない。まごまごしながら裸足で彷徨っていた僕らに、一人のおじさんが何だか仕方なさそうに話しかけてくれた。入っていいのかわからず遠巻きで見ていたお寺に、手を引いて連れて行ってくれた。花と牛乳を買い、いくつもある像にかけて周り、祈る。寺の中は牛乳と粉でえらいことになっていたが、その上で老若男女は踊り狂っていた。お布施をすると顔に色の粉を塗ってくれるので、これもホーリー祭に関係しているのだろう。お寺にはネオンが光り、音楽はスピーカーから爆音で、一見パチンコ屋かと思うほど厳かとは真逆な世界。けれどみんな楽しそうで、でもどこか真剣で、そしてやっぱり激しかった。

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"Goverdhan"

旅する映像 705日目 デリーから色のお祭りへ



まだ着いたばかりだけど、デリーは思いのほか普通。確かに人は多くて激しいが、噂ほどボッタくられることもなく、アフリカみたいに挨拶しながら「金をくれ」と言われたりもしない。驚いたのは、写真に対するアクティブさ。皆「セルフィーセルフィー」と言ってスマホで一緒に撮ろうと声をかけてくるし、こちらが撮ってもノリがいい。色々な人から声をかけられ、結果僕らは、インド滞在中に何十組ものご家族の集合写真におさまった。こんなに写真にアグレッシブな国は初めてだ。街には野良犬のように牛が闊歩し、どこよりもクラクションが強め。けれど、それ以外は総じて普通の都会のように思えた。デリーに着いてすぐ、僕らは南へ向かった。目指す町は、ゴーベルダン。その隣のブリンダーバンの町で、色の祭「ホーリー祭」に参加するのが目的なのだが宿はどこも予約でいっぱいで、よくわからない隣町に宿をかまえることになった。そしてメトロとバスとオートリキシャ2台を乗り継ぎ、なんとかたどり着いたゴーベルダン。何にもない場所かと思いきや、なんだか人でいっぱい。インドはどこも、人でいっぱい。

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"Delhi → Goverdhan"

旅する映像 704日目 インドに向かわなければならぬ



カトマンズは、危険な都市だった。居心地の良さが、危険すぎた。首都なのに都会すぎず、でもなんでも手に入る丁度いい規模感。街からはヒマラヤ山脈が見え、晴れの日はホント気持ちがいい。騒がしいけど、それがどこか懐かしい。物価は安く、日本食は安いのに美味い。危ない。いくらでも長居ができてしまう。事実、できてしまった。3ヶ月以上も長居した。特に何をするでもなく、毎日街をブラついて、日本食を食べて夕日をみた。砂埃対策にマスクを買って歩き、街中に顔なじみを作った。カトマンズほんとよかった。山の生活も含めて、ネパールは大好きな国の一つになった。でも、ここにずっといるわけにも行かない。そろそろいい加減にして、僕らは次の国に向かわなければならない。行き先はインディア。なんだか最近悪いニュースが飛び交い、世界有数のウザい国と噂されるインド。居心地の良いカトマンズから謎多き国に行くのは正直億劫で仕方ないけれど、行かねばならぬ。なぜならビザが切れたから。

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"Kathmandu → Delhi"

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