旅する映像 703日目 カトマンズのシヴァラトリ



トレッキングで全体力を使い果たした僕らは、カトマンズに戻り、連日ゆっくりマッタリ過ごしていた。部屋でダウンジャケットを重ね着しなくてもすむし、何よりトイレの水が凍らない。都会の生活は楽でいい。そんなありがたみを感じているうちに、街はお祭りシーズンに突入した。ヒンズー教の神様シヴァ神を称えるお祭り、"シヴァラトリ"。カトマンズのお寺、"パシュパティナート"では、数十万人も集まる一大行事が行われるのだとか。部屋に篭る僕らに見かねたホテルのスタッフに勧められ、僕らはタクシーで現地へと向かった。そもそもこのお寺は有名な巡礼地であり、観光地。寺の外から人でごった返し、お参りの人の列がお堂ごとに連なっている。そして川岸はカオスだった。寺にはガンジス川の支流が流れ、インドのバラナシで有名な火葬場がここにもある。祭りの日である今日も火葬は休むことなく行われ、目の前で川で清められた遺体が、順番に火葬されていた。が、そのすぐ隣では、爆音で音楽が流れ、大観衆が大歓声。火葬場の横で、まるでコンサートのように人々は盛り上がり、すごく楽しそうだ。その目の前では巡礼の人が川で身を清め、祈りを捧げる。さらにその横では、引き続き火葬が行われている。色々なものが入り混じっていて激しくて、面白いけどなんだか圧倒されたお祭りだった。なぜだか、そろそろ引きこもり生活をやめようと思えるようになった。

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"Pashupatinath"

旅する映像 702日目 さようならエベレスト



12日間かけて登ってきたベースキャンプまでの道。帰りはなんと、3日で下ってしまう。ゴラクシェップ(5140m)から空港のあるルクラ(2840m)まで、標高はもちろん下がるだけ。なので、高山病を気にせずズンズン進める。下りは、景色が変わる様が面白い。登山道は瓦礫の氷河から始まり、土の地面に変わり、そのうち草が生え出して、4000m以下になるにつれ木々が茂り始める。すれ違う荷運びの動物はヤクからゾッキョに変わり、下がれば下がるほど村と村の感覚は狭くなり、エベレスト街道は賑やかになる。もちろん気温も変わり、-35度のベースキャンプに比べるとルクラの気温は夏にも思えた。でも、だんだん遠く小さくなっていくエベレストに、なんだか少し後ろ髪を惹かれてしまった。1月のエベレスト街道は極寒だったけれど、神様の住んでそうな、信じられない絶景を前に日々歩く、という夢のような日常だった。このトレッキング、最高です。人生一度、エベレストトレックをいろんな人にオススメしたい。心も体も完全に透明になる15日間、最高の思い出になると思います。そして、ルクラに無事戻ってきた僕たち夫婦とカルマとニマは、久しぶりのビールで乾杯をし、無事の帰還を祝い、気持ちの良い夜を過ごした。翌朝、再び世界一恐怖の飛行機で、カトマンズへと戻る。

今回お世話になった、頼れるガイド兼ポーターのカルマ(Karma)の連絡先です。彼にガイドをという方はぜひ連絡してみてください(英語ですが親切です)!ルクラ空港そばの"ナマステロッジ"でもブッキングできます。トレックガイドをお探しの方はぜひ!優しく頼れる人です。
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"Gorak Shep → Lukla"

旅する映像 701日目 エベレストのタイムラプス



僕らがカラパタールについたのは、1月のちょうど満月のころ。月に照らされたエベレストが撮りたくて、日が落ちた後、僕はもう一度丘へと登った。エベレストを前にしたカラパタールからの景色は圧巻だったが、寒さが更に圧巻だった。カメラはすぐに凍るほど冷たくなり、素手では持ってられないほどになる。バッテリーにもカメラにもカイロを巻きつけ、次に自分にもありったけのダウンを巻きつけた。ダウンジャケット2枚にダウンパンツ。ダウンシューズにダウンの手袋。中には着れるだけ着込んである。が、それでも寒い。登っている時はよかったが、場所を決めて撮影準備を始めると、体の芯から凍ってくる。無駄に動いて体を温めようとするが、5000mを超える高所では息が切れて続かない。凍えながら、ふと、辺りを見回してみて、なんだかハッとした。目の前には満月に照らされたエベレスト。周りは360度全て、7000mを超える光る雪の巨峰。そして、もちろん誰もいない。風もない。たまに、エベレスト手前のヌプツェで起こっている雪崩のおとだけが、パラパラと聞こえる。そんなとこに、ひとりぼっちだ。怖さは微塵もなく、ただただ見とれた。寒いはずなのに、写真を撮るのも忘れて見とれていた。しばらく見とれた後、やっぱり寒くて我に返り、月のエベレストの写真を撮った。

今回お世話になった、頼れるガイド兼ポーターのカルマ(Karma)の連絡先です。彼にガイドをという方はぜひ連絡してみてください!ルクラのナマステロッジでもブッキングできますので、ガイドをお探しの方はぜひ!頼れる人です!
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music by KAGINONE (Tokuro Oka, Kenji Yasuda)
http://www.kaginone.com

"Gorak Shep → Kala Patthar Summit"

旅する映像 700日目 エベレストトレッキング 12日目



標高5545m。エベレスト正面の丘「カラパタール」。ここが、このトレッキングの最終地点。ベースキャンプでは手前の山(7000m級)に隠れて見えなかったエベレストがバッチリ見える、最高のエベレストビューポイント。ベースキャンプから戻った僕らはゴラクシェップで一泊し、翌朝この丘を目指した。5000mを超える高所の登りはとてもハードだけれど、丘を登るにつれ少しずつ見えてくるエベレストにテンションが上がった。そして瓦礫の道を登ること3時間。とうとう到達した5545mの丘の正面に到達した僕らの目の前に、巨大なエベレストが聳えていた。「やってやった。カラパタールめ!」嫁は、高所のせいでパンッパンに腫れた顔でガッツポーズしまくる。

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"Gorak Shep → Kala Patthar Summit"

旅する映像 699日目 エベレストトレッキング 11日目



カトマンズを出発して11日め。とうとう、エベレストベースキャンプへに向かう日がやってきた!ロブチェのロッジを朝早くに出発した僕らは、最後の宿泊地ゴラクシェップに昼前に到着。ここからベースキャンプまで、歩いて2時間。日暮れまでに行って戻って来なければならない。ロッジに着くやいなや急いで昼食を摂り、気力を振り絞って再び標高5200mの荒地を、僕らは歩きだした。この辺りの空気中の酸素分圧は、地上の約半分。しかも厳寒期のゴラクシェップは気温-35℃だ。なんとも最後にふさわしい過酷さ。高度順応していても、ゼエゼエ言うしちょっと思考も薄れる。それでもゴールが近いと思うと足は動くもので、ゆっくりだけれど着実に進んでいく。そして、僕らはとうとう、目指し続けた場所に辿り着いた。白い氷河の手前に黄色いテントが並ぶ、エベレストベースキャンプ。積まれた岩に、5色の旗タルチョがはためいていた。僕ら4人パーティーは、抱き合って祝福した。10日以上もかけただけあって、到達した喜びはホント大きかった。宿から持ってきたコーヒーが、ものすごく美味かった。が、喜びと同時に、目の前のテントにいるであろう登山隊のことが、ものすごい気になった。ここから更に3000m以上、彼らは更に登るのだ。信じられない。ここに来て、エベレストの頂上を目指す人の、すごさを知った。ゴールできた喜びと共に、その途方も無い挑戦を間近に見て、なんだか僕らはすごく興奮した。さて、無事にベースキャンプまで来れた僕らだが、実は明日、もう少し登る。5545mの丘、カラパタール。ベースキャンプでは手前の山に隠れてしまったエベレストが、目の前に見えるはず。ここが最後の僕らのゴール!

今回お世話になった、頼れるガイド兼ポーターのカルマ(Karma)の連絡先です。彼にガイドを、という方はぜひ連絡してみてください!ルクラのナマステロッジでもお願いできます。
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"Lobche → Gorak Shep → Everest Base Camp"

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