旅する映像 711日目 バスタブはあるのに栓が無いインドめ



インドと言えば、ヨガ。ヨガと言えば、リシュケシュ。僕には、インドと言えばカレーしか出てこないのだが、ヨガ好きなヨメの思考では、そうなるらしい。インドに来た僕らの(ヨメの)、最大の目的は、リシュケシュのヨガの道場に通うこと。道場のことをアシュラムと呼ぶそうだが、そのアシュラム暮らしというものを是非したいのだそうだ。リシュケシュという街はヨガ発祥の地とも言われ、かのビートルズも修行をしたという、ヨガの聖地。なんだかディープな場所に思えるが、ヨガに全く興味が無い僕はこの街で何をしたらいいのだろう。ともあれ、ハリドワールの街からタクシーで1時間ちょい走り、無事リシュケシュのはずれの村に到着。今回の宿は、ガンジス川を見下ろす素敵なお部屋。しかもバスタブまで付いている。ただ、お湯を溜める栓が無い。インドめ。

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"Haridwar → Rishikesh"

旅する映像 710日目 意外と普通なインド



旅をはじめて6年目にして初めて足を踏み入れたインド。これまで、この国についてのいろんな噂話を聞いてきた。インドは激しい、インドはカオス、インドは旅人が行方不明になる、インドは好き嫌いが別れる、インド人はエロい。それらを聞いて僕らは、かなり身構えて今回やってきた。が、実際に旅してみると思いのほか普通だと感じる。都会の路上に牛が闊歩するだとか、とんでもないとこで普通に寝る人々だとか、ツッコミどころは満載だけれども、それでも13億人が暮らす国土には他の国と変わらない日常があるし、いろんな人がいる。これまた騙されてボラれると悪名高いデリーの駅でも特に何もなく、僕らはここからリシュケシュという町を目指す。ヨガの聖地と呼ばれるその町で、ヨメが気張って修行するのだ。

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"Delhi → Haridwar"

旅する映像 709日目 インドの電車でデリーへ帰る



インドの電車でイメージするのは、混み混みの車両と屋根の上まで溢れる人々。ホーリーを終えた僕らはデリーに帰る電車を待つ駅で、その光景が来るのを今か今かと待っていた。けれど、やってきたのは何だか普通の電車。電車の屋上には人っこひとり乗っていないし、指定席ではなかったが普通に座れた。その後、何度も電車移動したけれど、案外普通でなんだか拍子抜けした。それどころか列車の運行状況のアプリまであり、全国の列車の遅れ具合なんかがいつでも確認できたりする。何時間も遅れたり、チケット売り場が全く機能してなかったりと問題もあるけれど、噂に聞いていたほどハードな電車ではなかった。世界は発展してるのだとこんなとこでも思った。ただ、トイレがすべて線路に垂れ流しなのは、まず一番に改善すべきポイントだと思うよインド。

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"Govardhan → Delhi"

旅する映像 708日目 ほのぼのホーリー祭



ホーリー祭が激しすぎたので、ほのぼのした感じのホーリー映像も作ってみました。スローモーションにしてみると、大人も子供も非常に悪い顔して粉をぶっかけて来ていたのがよくわかります。口々に「Happy Holi !」と言っていた通り、彼らは確かにハッピーだった。みんな憎らしいぐらいにハッピーで、悪い顔していた。正直、参加するのは一生に一回でいいというのが僕らの感想だけど、一生に一度経験してみるのもアリだとも思う。ので、来年の3月はぜひインドへ!女性は男性の同行者40人ぐらいと一緒に行ってください。

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"Vrindavan"

旅する映像 707日目 最激戦区のホーリー祭



眼球が粉で埋まる。息ができない。カメラは壊れる。日本人女性の乳は一番の標的。いよいよ始まったホーリー祭。早朝、ブリンダーバンの街へ向かうタクシーから、すでに祭りという名の戦争は始まっていた。子供はもちろんのこと、大人の男どもも、少年のような顔をしている。どちらもものすごく悪い顔をしている。窓のない三輪タクシーに乗った外国人の僕らは、世界中で誰よりも無防備だったに違いない。ホテルを出てすぐ全身粉まみれになり、それはブリンダーバンの街に着くまでに積もった。僕らも粉を買って応戦を試みるが、粘りのインド人には到底かなわない。到着する頃には僕らの戦意は消え去っていた。ブリンダーバンの街は、もっとすごいことになっていた。細い路地は敵で溢れていて、前からも後ろからも上からも横からも粉や水が降ってくる。ひときわ人でひしめいていたのが、バンケ・ビハリというお寺。外では男たちが歌い、踊り狂っている。中へ入ってみると、寺の中の様子は外と少し違った。ここでようやく僕は、ホーリー祭が信仰のお祭りであることを理解できた。ブリンダーバンはクリシュナ神の生誕の地とされていて、諸説あるがホーリー祭はクリシュナにちなんだ祭りなのだとか。寺の内部では、奥の祭壇に置かれたクリシュナ像に向かってみんな色の粉を投げては熱心にお祈りしていた。町中狂ったように盛り上がっているが、この日はカーストの無い無礼講の日なのだと、周りのインド人たちは口々に言う。確かに、誰しも分け隔てなく色を塗りたくられブッカケられ、たまにモメるが基本みんな怒らない。その激しさだけに目を奪われがちだけれど、根っこには何かの想いがあるイベントなのだと感じた。世界には色んなことがあるもんだと、この祭りほどひしひし感じたことはない。そしてそれは発端があること、今も受け継がれていること、その理由なんかを考えると、人間が求めることなんてどこもずっと変わらないんだなと思う。だから、やんちゃな男どもにとってはセクハラ祭りになっているのも、ある意味では他の国々と一緒のことなのかもしれない。ただ、その部分についてはインド全体で考え直して欲しい気もする。

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"Vrindavan"

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